牧師コラム
わたしが一緒に行く!
以前、私の姪の結婚式のため、私たち夫婦は東京のホテルオークラに行くことになりました。十月の三連休、車で所要を兼ね東京に向かった私たちは、首都圏に近づくと高速道路は大渋滞でした。ようやく首都高速道路に入り、新宿方面にハンドルを向けたつもりが、誤って新宿に降りてしまいました。時刻は真夜中です。夜の街新宿歌舞伎町界隈はタクシーの大洪水です。神戸ナンバーの車は私たちだけです。どうしてホテルオークラに行っていいかわかりません。
信号が「赤」になるたびに、窓を開け、隣のタクシーの運転手さんに、「すみません!ホテルオークラはどっちでしょうか?」と聞くと、「もっともっと向うだ!」との返事。こうしたやり取りを3、4台繰り返していたところ、1台のタクシーの運転手から、思いがけない声が返ってきました。「私が一緒に行ってあげる。私についてきなさい!」
道を教えるのではない。すべての道を熟知している運転手自身が一緒に行くというのです。こちらはただ従って後をついて行けばいいのです。これ以上の平安はありません。私たちはこの親切な運転手さんの車の後をひたすらついて走りました。どこをどう通ったのか分かりません。10分、20分すると、そこはホテルオークラの玄関でした。「助かった!救われた!」そんな思いでした。
「主は言われた。『わたしの臨在がともに行き、あなたを休ませる。』(出エジプト33・14)モーセは、主に「どうかあなたの道を教えてください」と懇願しました。ところが、主は、「わたし自身が一緒に行く」と仰せられたのです。それはモーセにとってどれほどの救い、安息、喜びだったでしょうか。モーセは、「もしあなたのご臨在がともに行かないのなら、私たちをここから導き上らないでください」と全面的に主のご臨在により頼みました。
2023年、道に迷うとき、どうしたらいいか絶望するとき、臨在の主は、あなたに語りかけられます。「わたしが一緒に行く!」私たちは、この主を見失うことなく、このお方についていけばいいのです。そこに平安と勝利と祝福が伴うのです。さあ、臨在の主の約束のお声を聞きましょう。「わたし自身が一緒に行く!」ハレルヤ!