牧師コラム
「感謝の奇跡」
2022年11月20日
昔ドイツであった話。
ある年に酷い飢饉がその地を襲った。その飢饉で多くの人々が食べ物がなくて飢えで苦しんだ。
その時、ある金持ちの老人夫婦が毎日パンを焼いては町の子供たちに配ってあげた。
その老人夫婦は子供たちがパンをひとつだけ取っていくようにした。もっとたくさんの子供たちが食べれる様にするためだ。
そのため、子供たちは少しでも大きなパンを取っていくために先頭に立とうとした。
しかし、その中で一人の女の子だけは例外だった。いつも一番最後に立つのだ。
それゆえその女の子が取るパンはいつも一番小さいものだった。
他の子供たちはそれぞれもっと大きなパンを取るのに気が取られ、自分にパンを配ってくれる老人夫婦に「ありがとう」との言葉すら言うことも出来なかった。
しかし、その女の子は一番小さいパンを取りながらも、いつも丁寧に老人夫婦に「ありがとう」と言うことを忘れなかった。
ある日の事だった。
その日に女の子に割り与えられたパンはやけに小さく見えた。
それにもかかわらずその女の子はいつものように老人夫婦に「パンをくれてありがとう」と言って家に帰った。
女の子は家に帰ってパンを食べようとしたところ、びっくりした。
パンの中には金貨一枚が入ってあったからだ。そして、メモ用紙にはこのように書いてあった。
「これはあなたのように小さい事でも忘れずに感謝する人のために、私達が用意したプレゼントです」
祝福と祝福を繋ぐ梯子は感謝なのだ!