99の罠

牧師コラム

姜 讃馨師

担任牧師

99の罠

ある王様がいました。いつも多くの問題と向き合わなければならなかったので、常に憂鬱でした。
ところが、王様の理髪師はいつも幸せそうに見えました。
そんな彼が羨ましかった王様は、彼に理由を聞きました。
すると理髪師は「王様の理髪を担当する王宮の理髪師ですから、やりがいもありますし、自分がやりたいことをしているので幸せです」と答えました。
王様がその事を家来たちに話すと、ある家来が王様に「王様、『99の罠』を一度用いてみてはいかがでしょう」と提案しました。
99の罠とは理髪師に今迄の功労を称え、銀貨99枚を褒美として与える事でした。
王様がその通りにすると、理髪師は思いもよらない褒美をもらってとても喜びました!
ところが、問題はその後です。
ある時から理髪師の眉間の皺が深くなり、表情も暗くなりました。99枚の銀貨を100枚にしたいという欲に駆られる様になったのです。
一枚の銀貨を稼ぐために血眼になった途端、彼は幸せではなくなりました。

これこそ私達の話です。日本に来たばかりの時は日本語もつたなく、バイトが少なくてお金にも困っていました。けれども、イエス様への信仰があって毎日感謝と喜びが、そして夢がありました。しかし、社会に出て収入が増え、車に乗り、家も買って生活は豊かになりましたが、心には喜びが消え、神への礼拝と感謝がなくなり、心には欲望が席を占めています。豊かになって貧しい者になったのです。

幸福の秘訣は、やめるべき時にやめる事です。
もっと手に入れたいという欲を抑える事が知恵であり、信仰です。
人は自分の背を高くすることはできず、1時間でも命を延ばすことも出来ません。
神様に召されたなら行かなければならず、神様が与えてくださった分だけしか受け取ることができません。
ですから、私達は神様が与えてくださったものに感謝し、生きている間、価値ある人生を生きなければなりません。これこそが、神様が計画された私たちの人生の青写真を忠実に完成させて行く道なのです。

この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下のボタンで教えてください。

関連記事