お父さんが消えた

牧師コラム

工藤弘雄師

協力牧師

お父さんが消えた

今は栄光の御国に移されている次女真史の幼い頃の思い出です。
私たち家族の一番の楽しみは年に一度家族揃ってふるさとの本家に帰ることでした。母は熱心で敬虔なクリスチャンでした。父は早くに召されていましたが、長兄始め兄、姉たち家族は全員クリスチャンでした。大好きなおばあちゃん始め親族一同が待つふるさと信州に帰り、いとこたちと遊ぶことは子どもらにとってこの上ない楽しみのときでした。
その休暇中のある日曜日、家族揃って礼拝を守り、真史と私はスキップするように歌いながら、おしゃべりしつつ本家に帰ってきました。その道すがら私にふと「いたずら心」が起り、電柱の陰にそっと身を隠したのです。真史は周囲を見渡してもお父さんがいません。お父さんが消えた!その途端、恐れおののき、「わー!」と泣き出しました。「ごめんなさい!」と私はすぐに真史を抱きかかえ、本当にかわいそうなことをしたと心から神様と真史にお詫びしたことです。
静かに落ち着いて振り返ってみると神様の臨在を失うことほど恐ろしいことはありません。イエス様は私のようにご自分の方から身を隠されることはありませんが、私たちの方から、世のことに夢中になることや罪を犯して主の臨在を失い、ダビデのように恐れに陥ることはないでしょうか。私たちにとって、最も良きことは、神が共におられることです。

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