殻の外に出て来るとき

牧師コラム

姜 讃馨師

担任牧師

殻の外に出て来るとき

祈りの意味を、ひよこが卵の殻を破って出て来る様子にたとえて説明することが出来る。孵化する時、卵の中からひよこが殻をつつくと、卵の外から母鶏が一緒につつくそうだ。実際に孵化する時になると、ひよこが中から殻をつついているとき、その音を聞いて母鶏が同時につつくことによって、健康なひよこが生まれるのだ。
しかし、母鶏がいくら外から殻をつついても、卵の中のひよこがじっとしていては殻はびくともしない。
また、ひよこが卵の中からいくら一生懸命殻をつついても、母鶏が一緒につついてやらなければ、ひよこは世に生まれ出て来ることは出来ない。
殻の境界を打ち破って2つの存在が出会うとき、全く違う世界が開かれる神秘に驚かされる。

祈りの原理はこれと似ている。
神様が全てやって下さるのだから、祈る必要などないのではないかと言う人は、祈りの本当の意味を知らないのだ。神様は、祈りを通して私達を新しく生まれ変わらせようとしておられるのに、私達がじっとしているならば何も起こらない。
神様の働き掛けに私達が答えるとき、そこに神の命、神の奇跡、癒し、悟りが与えられる。
つまり、悔い改めの祈りを通して、罪の殻の外に出て来なければならないし、感謝の祈りを通して、絶望の殻の外に出て来なければならない。どんなに深い悲しみや絶望の中にあっても、天の扉はいつも開かれている。そして、祈りによってその扉を開くことが出来る。
祈りは、命の道へと招いてくださる神様の御声に対する私達の応答である。

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